熱田工場で、自動車用エンジンの組立ラインで作業をしています。1台のエンジンが完成するまで様々な工程があり、人が手作業で部品を組付ける工程や、設備が自動で部品を組付ける工程などがあります。手作業の工程では締付けツールを使いボルトやナットを締付ける作業や、ペンチ等を使って部品を組付ける作業などを行っています。自動で部品の組付けを行う設備では部品の補充や設備の操作、維持管理を行い、チーム一丸となってより良いエンジンを造れるように心がけています。
エンジンの組立ラインは完成するまでたくさんの工程があるため、多人数で作業しています。様々な年代の人がいますがみんなでコミュニケーションを取り、先輩方から作業のコツを教えてもらったり作業の改善を行ったりして、新しく入った人でも仕事がやりやすい環境が整っています。たくさんの人が1つ1つ部品を組付けて完成させたエンジンを実際に載せた車が、世界中で走っていることを実感できるのがこの仕事の魅力です。
自分は車に関する知識があまりなかったため、エンジンのことはまったくわからない状態で入社しました。最初のうちは、エンジンがどのように動いているのか、各部品がどのような役割をしているのかを理解しないまま、自分の担当の工程で作業していました。しかし、働く中で意識を変え、まずはラインでどの順番で部品を組付けているのかを覚え、わからないことは先輩方に積極的に質問することで、エンジンについて理解することができました。今ではエンジンの内部の構造や仕組みを後輩たちに説明できるようになっています。
新しいエンジンの生産が始まるに伴って設備も新しくなるため、組立ラインのことや設備のことでまだまだわからないことも多いです。日々作業をしていく中でさらに知識を深めていき、何を聞かれても説明できるようになりたいです。また、トラブルが起こった時にすぐに対応ができ、今後どのようにしていけばいいかを考えられる人になっていきたいです。みんなからこの人に任せれば大丈夫だと思ってもらえるようにこれからも頑張ります。