当社は、経済産業省と日本健康会議が共同で進める「健康経営優良法人認定制度」において
健康経営に取り組む優良な法人として昨年に続き5年連続「健康経営優良法人2024(大規模法人部門)に認定されました。
「健康経営優良法人制度」とは、地域の健康課題に即した取組みや日本健康会議が進める健康増進の取組みをもとに、
特に優良な健康経営を実践している大企業や中小企業等の法人を顕彰する制度です。
当社では、今後もさまざまな取り組みを通し健康推進に寄与していきます。
健康経営優良法人愛知機械工業は、すべての従業員が心身ともに健康で安心して業務を遂行し
最大のパフォーマンスを発揮することが会社の発展に不可欠と考えます。
そのために経営、健康保険組合、労働組合が一体となって、
従業員とその家族の健康保持・増進を図り、安全・快適に働くことのできる
活き活きとした職場づくりを進め、本人や家族の幸せにつなげるとともに、
会社の持続的成長、さらには社会の発展に貢献していきます。
当社は平均年齢が高くなってきていることもあり、生活習慣病の罹患が懸念されております。
すべての従業員が心身ともに健康で安心して業務を遂行できるよう目標値を定めて健康促進に取り組んでまいります。
被保険者数 | 1,506人 |
---|---|
平均年齢 | 45.3歳 |
男性比 | 92.9% |
女性比 | 7.1% |
受療率 | 90.3% |
メンタル受療率 | 11.6% |
生活習慣病受療率 | 28.3% |
生活習慣病レベル | 当社 該当人数 | |||
---|---|---|---|---|
2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | ||
生活習慣病で 通院していない |
正常 | 226人 | 256人 | 318人 |
保健指導が必要 | 310人 | 386人 | 327人 | |
病院で診療を受けた方が良い | 367人 | 279人 | 334人 | |
治療する必要がある | 123人 | 144人 | 72人 | |
生活習慣病で 通院 |
通院中で合併症はない | 291人 | 309人 | 287人 |
通院中で合併症に進行 | 123人 | 136人 | 121人 | |
通院中で重篤 | 8人 | 7人 | 8人 |
実年齢 | 健康年齢 |
---|---|
53.9歳 | 53.8歳 |
実年齢と健康年齢の差 | |
-0.07歳 |
牽引結果に基づいて算出したカラダ年齢
(健康年齢)と実年齢の差の平均
-4歳未満 | 202人 |
---|---|
-4歳以上–1歳未満 | 308人 |
-1歳以上+1歳未満 | 134人 |
+1歳以上+4歳未満 | 140人 |
+4歳以上 | 151人 |
※健康年齢の算出が可能な個人について、健康年齢–実年齢を算出し、その値の階級ごとの人数を示している。
各年度末時点での所属をベースとして前年度からの各リスク階層ごとの人数変動および該当者あたり医療費を集計したもの
健康年齢とは、健康診断の結果 (※) を用いて個人の健康状態が何歳相当なのかを統計的に判定する指標。
健診・医療費のビッグデータをもとに開発された統計モデル。
※算出に用いる検査項目 (12項目)
愛知機械工業は、社員の健康リスクを低減し、モチベーション高く働く社員とともに成長を続けていくために、経営による会議において、制度および目標を策定し取り組みを推進しています。
愛知機械工業の認識している課題としては、ストレスチェックの受診率が低い点、また喫煙率が全国平均を上回っている点があります。
例えば、社員の喫煙率は日本の平均値よりも高く、 それに関連して血圧リスクが高くなっている状況がありました。
(2022年:全国 成人喫煙率 男性25.4%、女性7.7%)
そのため、全ての健康リスクの要因にもなる喫煙率を25%を切る事を目標として、遠隔禁煙外来推奨などの取り組みを推進いたしましたが、結果30.8%と若干の増加となりました。
また健康に関するリテラシー向上のため管理監督者のラインケア研修、全従業員対象でe-learningセルフケア研修及び
WEB動画5コンテンツ(①【健康診断】 健康診断の肝機能からわかること ②【健康診断】健診結果の活用法~健診でわかること~ ③【がん】がんを知る~がんの予防と早期発見~ ④【喫煙】禁煙のメリット ⑤【女性の健康】 女性の健康管理、視聴率52.8%)、「ボールを使った運動習慣セミナー」を実施しました。
1か月後のアンケートでは77%が「1日30分以上運動している」と回答、従業員のヘルスリテラシー向上を図りました。
また取引先各位にも健康経営を推奨しています。
指標 | 重点指標 | KPI | 目標 | 2021年度 | 2022年度 | 2023年度 | 対象者 (記載ない場合は全社員) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
生活習慣病の低減 | 健康診断受診率の向上 | 受診率 | 100% | 100% | 100% | 100% | |
定健有所見者の アフターフォロー率向上 |
フォロー率 | 100% | 100% | 100% | 100% | ||
特定保健指導 受診率の向上 |
保健指導受診率 | 98% | 96.1% | 99.0% | 96.9% | ||
喫煙率の低下 | 喫煙率 | 25% | 32.0% | 30.6% | 30.8% | ||
メンタルヘルス対策 | ストレスチェック受検率 | 受検率 | 95%以上 | 90.9% | 92.2% | 94.2% | |
高ストレス者率の低減 | 高ストレス者率 | 13.5% | 16.9% | 16.9% | |||
ラインケア研修参加率 | 研修参加率 | 100% | 100% | 100% | 100% | 新任管理 監督者 |
|
ライフワークバランス | 働きやすい環境づくり | 平均年休取得日数 | 12.5 日/年 |
13.8 日/年 |
14.1 日/年 |
正社員 | |
平均時間外労働 | 20.5 時間/月 |
23.1 時間/月 |
26.9 時間/月 |
正社員 (管理職を除く) |
|||
平均勤続年数 | 男性:23.5年 女性:14.4年 |
男性:22.3年 女性:13.3年 |
男性:20.4年 女性:12.9年 |
正社員 |
当社は日産自動車の労働安全衛生グローバルポリシーに基づき、共通の価値観として「働く仲間の安全と健康は全てに優先する」を掲げ、基本方針を「私たちは、トップから社員一人ひとりに至るまで、全員が人間尊重の考え方を共に認識しあい、職場環境や業務プロセスの最適化を図り、心身にわたる健康増進を積極的かつ継続的に進め、災害事故や疾病のない明るく活気ある職場づくりを推進する」としています。
毎年2回の中央安全衛生委員会や毎月開催される工場安全衛生委員会などを通じて、労働災害および職業性病疾病の撲滅に取り組んでいます。
労働災害や出火リスクを事前に検出し、摘みとるツールとして「SES(Safety Evaluation System)」と「F-PES(Fire-Prevention Evaluation System)」を導入しています。
決められた評価基準を基に職場パトロールを実施し、職場に潜む労働災害や出火リスクを検出するしくみです。これらの活用により、労働災害や出火の低減に効果を上げてきました。
また、生産現場で作業者一人ひとりが災害リスクに気づき、発生を未然に防げるよう、危険予知トレーニング(KYT:Kiken Yochi Training)やリスクアセスメントを組織的に継続実施しており、各職場に定着し、職場の設備や作業に対して危険予知による災害の未然防止の活動が継続して計画的に実施しています。
2023年度の労働災害結果は、下記表のとおり死亡者、度数率はゼロ、災害件数6件、度数率1.45となりました。
年度 | 2021 | 2022 | 2023 |
---|---|---|---|
件数 | 0 | 0 | 0 |
年度 | 2021 | 2022 | 2023 |
---|---|---|---|
件数 | 4 | 2 | 6 |
年度 | 2021 | 2022 | 2023 |
---|---|---|---|
全強度率 | 0.00 | 0.00 | 0.044 |
年度 | 2021 | 2022 | 2023 |
---|---|---|---|
全度数率 | 1.08 | 0.53 | 1.45 |
被保険者数 | 1,561人 |
---|---|
平均年齢 | 46.1歳 |
男性比 | 95.3% |
女性比 | 6.5% |
受療率 | 89.3% |
メンタル受療率 | 5.0% |
生活習慣病受療率 | 29.7% |
生活習慣病レベル | 当社 該当人数 | |||
---|---|---|---|---|
2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | ||
生活習慣病で 通院していない |
正常 | 211人 | 226人 | 256人 |
保健指導が必要 | 330人 | 310人 | 386人 | |
病院で診療を受けた方が良い | 339人 | 367人 | 279人 | |
治療する必要がある | 183人 | 123人 | 144人 | |
生活習慣病で 通院 |
通院中で合併症はない | 317人 | 291人 | 309人 |
通院中で合併症に進行 | 111人 | 123人 | 136人 | |
通院中で重篤 | 4人 | 8人 | 7人 |
実年齢 | 健康年齢 |
---|---|
53.9歳 | 54.3歳 |
実年齢と健康年齢の差 | |
+0.36歳 |
検診結果に基づいて算出したカラダ年齢
(健康年齢)と実年齢の差の平均
-4歳未満 | 169人 |
---|---|
-4歳以上–1歳未満 | 337人 |
-1歳以上+1歳未満 | 177人 |
+1歳以上+4歳未満 | 136人 |
+4歳以上 | 192人 |
※健康年齢の算出が可能な個人について、健康年齢–実年齢を算出し、その値の階級ごとの人数を示している。
2023年3月時点での所属をベースとして前年度からの各リスク階層ごとの人数変動および該当者あたり医療費を集計したもの
健康年齢とは、健康診断の結果 (※) を用いて個人の健康状態が何歳相当なのかを統計的に判定する指標。
健診・医療費のビッグデータをもとに開発された統計モデル。
※算出に用いる検査項目 (12項目)
愛知機械工業は、社員の健康リスクを低減し、モチベーション高く働く社員とともに成長を続けていくために、経営による会議において、制度および目標を策定し取り組みを推進しています。
愛知機械工業の認識している課題としては、ストレスチェックの受診率が低い点、また喫煙率が全国平均を上回っている点があります。
例えば、社員の喫煙率は日本の平均値よりも高く、 それに関連して血圧リスクが高くなっている状況がありました。
(2019年:全国 成人喫煙率 男性27.1%、女性7.6%、男女計16.7%)
そのため、全ての健康リスクの要因にもなる喫煙率を25%を切る事を目標として、全社での就業時間内禁煙の実施や、 遠隔禁煙外来推奨などの取り組みを推進いたしました。
前向きに取り組む社員も増えた結果、2022年度に喫煙率を30.6%まで低減することができました。
またメンタルに関するリテラシー向上のため管理監督者のみラインケア研修を行っていましたが2022年度は全従業員対象にe-learningセルフケア研修、 及びWEB動画(①健康診断の血圧からわかる事、②快適な睡眠習慣のポイント、③心身のパフォーマンスを上げる過ごし方等、視聴率109.2%)を実施し 従業員のメンタル等に関するリテラシー向上を図りました。
また取引先各位にも健康経営を推奨しています。
指標 | 重点指標 | KPI | 目標 | 2020年度 | 2021年度 | 2022年度 | 対象者 (記載ない場合は全社員) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
生活習慣病の低減 | 健康診断受診率の向上 | 受診率 | 100% | 100% | 100% | 100% | |
定健有所見者の アフターフォロー率向上 |
フォロー率 | 100% | 100% | 100% | 100% | ||
特定保健指導 受診率の向上 |
保健指導受診率 | 98% | 97.1% | 96.1% | 99.0% | ||
喫煙率の低下 | 喫煙率 | 25% | 34.0% | 32.0% | 30.6% | ||
メンタルヘルス対策 | ストレスチェック受検率 | 受検率 | 95%以上 | 90.2% | 90.9% | 92.2% | |
高ストレス者率の低減 | 高ストレス者率 | 16.7% | 16.7% | 13.5% | 16.9% | ||
ラインケア研修参加率 | 研修参加率 | 100% | 100% | 100% | 100% | 新任管理 監督者 |
|
ライフワークバランス | 働きやすい環境づくり | 平均年休取得日数 | 11.8 日/年 |
12.5 日/年 |
13.8 日/年 |
正社員 | |
平均時間外労働 | 18.7 時間/月 |
20.5 時間/月 |
23.1 時間/月 |
正社員 (管理職を除く) |
|||
平均勤続年数 | 男性:24.5年 女性:14.3年 |
男性:23.5年 女性:14.4年 |
男性:22.3年 女性:13.3年 |
正社員 |
社は日産自動車の労働安全衛生グローバルポリシーに基づき、 共通の価値観として「働く仲間の安全と健康は全てに優先する」 を掲げ、基本方針を「私たちは、トップから社員一人ひとりに至るまで、全員が人間尊重の考え方を共に認識しあい、職場環境や業務プロセスの最適化を図り、 心身にわたる健康増進を積極的かつ継続的に進め、 災害事故や疾病のない明るく活気ある職場づくりを推進する」としています。
毎年2回の中央安全衛生委員会や毎月開催される工場安全衛生委員会などを通じて、 労働災害および職業性病疾病の撲滅に取り組んでいます。
労働災害や出火リスクを事前に検出し、摘みとるツールとして「SES (Safety Evaluation System)」と「F-PES(Fire-PreventionEvaluation System)」を導入しています。
決められた評価基準を基に職場パトロールを実施し、職場に潜む労働災害や出火リスクを検出するしくみです。
これらの活用により、 労働災害や出火の 低減に効果を上げてきました。また、生産現場で作業者一人ひとりが災害リスクに気づき、発生を未然に防げるよう、危険予知トレーニング (KYT:Kiken Yochi Training)やリスクアセスメントを組織的に継続実施しており、 各職場に定着し、職場の設備や作業に対して危険予知による災害の未然防止の活動が継続して計画的に 実施しています。
2022年度の労働災害結果は、下記表のとおり死亡者、度数率はゼロ、災害件数2件、度数率0.53となりました。
年度 | 2020 | 2021 | 2022 |
---|---|---|---|
件数 | 0 | 0 | 0 |
年度 | 2020 | 2021 | 2022 |
---|---|---|---|
件数 | 1 | 4 | 2 |
年度 | 2020 | 2021 | 2022 |
---|---|---|---|
全強度率 | 0.00 | 0.00 | 0.00 |
年度 | 2020 | 2021 | 2022 |
---|---|---|---|
全度数率 | 0.27 | 1.08 | 0.53 |
項目 | 指標 | 成果 | |||
---|---|---|---|---|---|
2019年度 | 2020年度 | 2021年度 | |||
1.メンタルヘルス不調の予防 | |||||
①研修の実施 | 研修の実施 | ラインケア 研修実施 |
ラインケア 研修実施 |
ラインケア 研修実施 |
|
②ストレスチェックの実施及び、 集団分析の実施 |
ストレスチェック 回答率:95% |
89.6% | 90.2% | 90.9% | |
③ストレスチェック実施の 高ストレス者率 |
高ストレス者率の低減 | 16.7% | 13.5% | 15.3% | |
2.生活習慣病予防 | |||||
①健康診断の実施 | 定期健康診断受診率: 100% |
100% | 100% | 100% | |
②定健有所見者のアフターフォロー | アフターフォロー率: 100% |
100% (359/359人) |
100% (341/341人) |
100% (203/203人) |
|
③特定保健指導 | 実施率:100% | 95.0% (153/161人) |
97.1% (202/208人) |
96.1% (198/206人) |
|
④喫煙率 | 喫煙率の低下 | 33.1% | 34.0% | 32.9% | |
3.ライフワークバランス | |||||
①休暇取得目標達成率 注1) | 目標達成率100% | 103.1% | 89.0% | 99.3% |