エンジン・トランスミッションといったユニットの加工・組立を行う設備の制御設計を担当しています。機械設計担当により設計された設備を動かすために、制御盤やプログラミングなどの設計から、設計したソフトを設備に入れ込んで立ち上げる調整までを行っています。求められる仕様を満たすために、機械設計担当や現場の工機製作課、外部のメーカーと日々連携をしながら業務を進めています。
設計業務がとんとん拍子に進むことはあまりありません。まったく同じ設備はなく、使用する制御機器も新しいものが発売され、そのたびに困難に直面します。しかし周りに聞きやすい環境なので、経験豊かな先輩方に教えてもらいながら、少しずつ課題を解決しています。苦労して作成したプログラムで稼働する設備が生産に貢献できるようになったとき達成感があり、やりがいを感じます。
制御設計をするうえで、設備がどのような構成か、どのように動くかを知る必要があります。メカの領域になり、機械図面を見る場面があります。大学は工学部ではなかったので、図面の読み方であったり、専門的な用語はまったくわかりませんでした。入社後に親会社である日産自動車で教育を受け、そこで基礎を身に着けることができました。また図面でわからないことがあれば、逐一先輩方に聞いて少しずつ知識を身に着け克服をしました。知識もですが、あきらめず取り組むところは以前より成長したと感じます。
自動車の電動化に伴い、製品に新しい技術が投入されてきます。同時に生産設備でも、既存の設備にはない新しい技術を盛り込むことが求められます。今までない新しい技術にいち早く対応して、不具合を出さない付加価値の高い設備づくりに取り組んでいきたいです。またお客様のニーズを考え、できるだけ安く、高品質な設備の提案をできる設計者となりたいです。