IE(IndustrialEngineering;生産工学)グループに所属して業務をしています。IEとはあまり聞きなれない言葉だと思いますが、その役割を簡単にいうと、生産ラインや工程を科学的に分析して、効率化や合理化を推し進めていく業務になります。また他にも、生産ラインの能率や生産性などをKPI(業績達成度を測るための指標)を用いて管理、実力把握を行ったり、IE手法を社内に浸透させるための教育活動も担当したりしています。
現場での調査は時に大変な場合もありますが、現地現物主義でしっかり現象を捉え、それを製造と一体で改善を進めていくことで、KPIの数字が向上していくのを見るときに達成感を感じます。また担当分野が広いため、多くの人と関わって仕事をしたい人は向いていると思います。IEは数字を扱ったりするのに少しのスキルと忍耐?が要りますが、そういう作業が苦にならなければ面白い仕事だと思います。
「人に説明して正しく理解してもらい行動に移してもらう。」ということについて、今でも試行錯誤を続けています。業務をこなしていく上で自己分析も進んでいき、「こういうパターンで行くと成功しやすい」など、自分の中で自然と経験が蓄積されていきます。ある程度の時間・期間は必要になると思いますので、あせらず前向きに継続していくことが大切だと思います。
現在、熱田工場、松阪工場、津工場を主に担当していますが、その他工場や、日産グループ内外を含めて、幅広い業務や人と関わり、自らの見聞を広げたいと思っています。また製造業の世界でもIT化が進んで来ています。このような時代の波にも取り残されないように、日々アンテナを張っていきたいと思います。