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グリルの構造は、一枚物の鉄板をプレスして穴あけ&絞りを入れた物に フードラッチ部分を溶接してある。 グラインダーを使って表面錆を落としてみるが、下端部はやっぱり錆で貫通。 ここはパテを使って整形するか。 |
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まずは表面をサンドペーパで磨いて下地を作ってやり、面の凹んだ部分にパテ盛り。
パテがしっかり乾くまで我慢してから、目の粗いサンドペーパで均してやります。 あとは細かい目のサンドペーパに換えて、面が滑らかになる様に削って磨いて。 途中で部品を光に当てて、面のハイライトが通る様に仕上がっているかを確認。 なんとか満足(妥協か?)出来るレベルに仕上がったら、プラサフで処理。 プラサフっていうのは塗料との密着性を高めるプライマと、部品表面を整える サフェーサを混ぜた溶液のこと。 塗料を直接パテに塗ってやると染み込んでしまい表面はガサガサになるが、 パテに染み込み難いサフェーサを塗ってやるとそれを避けられる。 乾燥したら表面を削って最終的に面を仕上げたら完成。 プライマの役目は、塗料が鉄板や樹脂から剥がれなくする「接着剤」みたいなもの。 スプレーを吹き付けただけのプラモデルを爪で擦ったら、簡単に塗装が剥がれてしまった なんて経験があると思うけど、あれもプライマを塗ってからだと剥がれなくなるのさ。 |
次に簡単そうな部分はと、フロントのエプロン部にするか。 フロントのエプロンは、バンパーの下側にある鉄板部分のこと。 ここも袋形状になってない一枚物の鉄板。 |
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錆取り状態 | パテ盛りしました |
平面だけの部品は楽だけど、こいつみたいに曲面があるとハイライトがなかなか通らない。 歪んだ部分が曲面に残っていると、鉄板に映り込んだ景色や物とかが一直線にならず グニャグニャに歪んで映ってしまうのだ。 またまたプロの腕を拝借させて頂きました。 |
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プラサフ完成状態 |
この後、耐水サンドペーパを使っての水研ぎが有るんだけど、それは車体全体が
出来上がってからまとめてやる事にした。 ところで、プラサフやパテはどうやって入手したかって? プラサフだけで10kgは必要、数万円の出費なんだけど・・・。 工場の車体塗装部署からプラサフを、パテは試作課から譲って頂きました。 |
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