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「おいおい、立ち上がったよ」


さてこれからはボディの復元。
人力で持ち上げ、木製の「うま」に載せてみる。
簡単に外せる部品をバラして状態をチェック。

FRONT PANEL




パーツリストによると、こんな部品構成

そこで、簡単そうなドア、FRフェンダー、ヘッドライト、グリル、FRフードを外す事に。
しかしこれが重労働、ボルトやナットが簡単に回ってくれるわけがない。
組立て時は新品に換えるから良いや、と力任せで作業。
なんとか外れてくれた。

外された部品は一見、程度が良さそうに見えたが裏側はこの通りのボロ。
端末部は、溶けて無くなってるもんね。 ↓



最近の車は防錆技術が進んでいるから、こんな事にはならない。
亜鉛メッキ鋼板や、カチオン電着塗装でしっかりガード。
錆に弱い切断面は、端末を折り曲げシール材で覆ってしまう。
完全に空気を遮断し錆に強いから、コニーちゃんの頃の様に30年ぐらいの放置じゃ
とても土に還らないだろう。

ボディの細部も、けっこう悲惨。
泥が溜まって湿り、それが錆の温床となったのだろう。
錆を削り落とすと、鉄板自体が無くなってしまいそう。
ところで、気になるボディ下側もしっかり見られるようにしたい。
どうやって?リフトなんか無いよ。
そのまま裏返すのが早いけど、そんな事をして置いておくのは可哀相。
何とかして持ち上げるしかない。 どうする どうする・・・

そこへ発起人氏がロープを持ち出してきた。
何するの?ええっー、本当にそんな事をやるのかい!?
ボディ前端に結んだロープを建屋の鉄骨に引っ掛けて、よいしょ!
おいおい、車が立ち上がったよ。
コニーちゃん、立上る! 案の定・・・
やっぱりサビサビのボロボロでした。



さて、作業に取り掛かるか。

No.16
ファイアリング
No.18
「珍客到来」