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「同じ考え方で」 |
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「やめておこう」
決断は早かった。エンジンをこれ以上分解するか否かの結論は、反対意見も無く自然に決定されたのだ。
そうだね、青いAF7コニーのレストア時と同じ考え方ですな。
そうと決まったら、このまま綺麗にして色を塗っちゃおう。
磨いてプラサフを吹いだけだが、グレー色がカッコ良く見えてきた。うん、このままで良いや。
ついでに、お遊びで“giant”の浮き文字に色挿し。
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グレーに赤文字は映えるなぁ、と満足。 |
引っ繰り返したついでに、下側にあるオイルポンプを分解。
おっと、ドライブ側のギヤには錆が。磨いてグリスアップしておこう。
ゴテゴテになっていたクランクケース・フロントカバーも綺麗にしてあげよう。
オイルフィルターを内蔵する構造だが、汚れが酷いのは油モレでもしてるのか?
汚れたオイルフィルターをどうするかは後回しとし、ひたすら油汚れの拭き取りに専念。
おやおや、汚れの下から鋳造時に出来てしまった“巣穴”が出てきたよ。
“巣穴”とは、溶解したアルミを型へ流し込む時に、発生したガスが型内に残ってしまい
製品にブツブツの穴が開いてしまう事を言い、オイルや水の通路があったりするとそこから漏れてしまうのさ。
こいつも製品内をオイルが通っているが、そこは避けていて影響無しってことで使ってもらえたんだね。
綺麗になったクランクケース・フロントカバーに、ファンカバーやオイルパイプを磨いて仮組み。
じゃあ、さっさとエンジン本体へ組付けてしまうか。
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取外し時に破ってしまったガスケットは、
ミッションと同様に液体ガスケットの
お世話になった。 |
エンジン冷却用のファンも、
ショットブラストとプラサフで復活。 |
おめでたくも全くの錯覚なのだが、こうやって色が付いて形になってくると
なんか完成が近いような気がしてきた。
と、ここで予ねてから欲しかった1mm厚のガスケットをシート材で入手した。
ミッションの分解時に破れてしまったんだけど、今となっては部品が入手ができないから自分で作り直そうと思ってね。
もちろん古いやつを型紙にして、鉛筆でなぞって型取りしてハサミで切るだけ。穴開けは、書類綴じ穴用のパンチを使用。
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鉛筆を使って輪郭をなぞって。 |
ハサミとパンチだけで上手くできた |
せっかくだから、型紙を添付しておきます。
と言っても、この世にAE57エンジンなんて片手ほどしか残ってないから需要は殆どゼロですな。
もう一つ、手作りしたのがオイルフィルター。
最初はクランクケース・フロントカバーから出てきた汚染済み(?)のフィルターを、無謀にも洗浄して再利用しようと考えていたのだが、
ブレーキクリーナーを大量にかけてみても油汚れは一向に落ちる気配も無く、挫折。(当り前じゃん、繊維の中まで浸透済さ)
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洗浄再生に挫折、さてどうしたもんかいな。
内部構造を見るため真っ二つにしてみた。 |
自分で作るしかないけどフィルターの素材を入手して切って折ってなんてやってられないので、
既製品を購入してカットばすことにした。
でも、最近は金属のケースに入っているカートリッジタイプばかりで、
フィルター剥き出しのエレメントタイプなんて売ってないんだよね。
カーショップには無し、ホームセンターにも無し、ようやくバイク用品専門店で発見。
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一回り大きめの既製品を購入 |
分解バラバラ |
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長さと径をカットばしちゃえ! |
元に戻して完成 |
もうちょいでエンジンが終わりそうな雰囲気。
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次回につづく。