レストア物語 |
愛知機械に持ち帰ったはよいが、どこから見てもボロボロのグッピー。全身錆だらけで、ガラスはなく、ルーフには亀裂も入っています。レストアの進め方を考えた挙げ句、ボロボロのボディは後回しにして足回りとエンジン、及び駆動系を車体より外して部分毎に進めていく事にしました。 まずは足廻りからです。フロントサスペンションはダブルウィッシュボーン、リヤはトレーリングアーム方式の四輪独立懸架式になっています。特にフロントサスペンションは安価なものではなく、小〜中型車と同型式をとっており設計者のこだわりを感じます。(我々は、この凝った設計のため苦労するのですが。) このこだわりは車全体に表れていて、アルミ製で冷却フィンの入ったブレーキドラム、アルミを多用したエンジン、ミッション、12V方式(当時は6Vが多かった。)の電装系といった様に必要なところにはしっかりお金をかけて作られています。 |
サスペンションを取り外す前にまずタイヤとブレーキからです。タイヤは合わせホイール(2枚の輪をボルトで止めてある。)でチューブ付きの為、バラバラにして錆を削り色を塗ると新品(?)のようになりました。ブレーキは分解清掃に必要な交換部品がないのでとりあえずバラバラにして錆を落とし色を塗って完成としました。 |
前側 | 後側 |
ブレーキドラムを外したところ | 手前の白いものがアルミ製ブレーキドラム |
奇麗にしたホイールとブレーキ |
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