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「イベント参加物語」



2004年10月31日(日)に旧車イベントへ参加したので、今回はそれについてお話ししようかな。

9月のある日、一本の電話が掛かってきた。
「来月に岐阜でクラシックカーイベントあるけど、出んかぁ?」
これはお久しぶり、全国コニー愛好会のメンバーで
赤いグッピーを所有するオーナーさんからのお誘いであった。
愛知県在住で数年前にレストアを完了して現在可動する最も状態の良いグッピーを持つこの方には
いつもお世話になっており、色々な情報も頂いている。
場所は岐阜県美濃加茂市にある日本昭和村で参加費は無料、それじゃあ参加するか!と決定し、
エントリーを行うと共に参加準備を開始した。

↓ 画像をクリックすると拡大表示します。 ↓ 画像をクリックすると拡大表示します。
昭和チックな匂いプンプンなら任せてよ。 これで安心、準備を開始しよう

さあて、コニーを運ぶトラックは空いているかな?
まずは出展車を運ぶ手段を確保するのが肝心、幸運にも業務で使う予定が入っていないのが確認できたので、
お世話になる関係部署に対して活動計画書及び依頼書を提出して了解してもらおう。
それさえ済めば、あとは展示車を準備する力仕事だけだからね。
イベントが行われる直前の週末、仕事を終えてからクラブ員達は部室へ集まって出展準備を開始、
搬送用トラックを回送し出展車両の整備とトラックへの積込み作業を行うのであった。

あれれ、
エンジンが掛からないぞ
よいしょ よいしょ、
部室から外へ搬出
22時15分、積込み完了

イベント当日は心配された雨も上がり陽気の良さそうな晴れ模様、
7時に港区の部室を出発し名古屋高速から東海北陸道を経て、この地方独特の風習である「嫁出しの菓子撒き」
(結婚式当日朝にお嫁さんが家を出発する時、集まった近所の人達へ親族が家の屋根からお菓子を
ばら撒く中部地方独特の習し。子供にとって嬉しい行事!)
をしていた岐阜県関市内の民家の軒先を掠めて美濃加茂市にある日本昭和村へ到着した。

8時40分、昭和村に到着 さてと、降ろしますか

何を運んできたの?
幌つきの大型トラックで運ばれてくる出展車は珍しいので、いつもの様に注目の的、
しかし幌が開いて鎮座しているコニーちゃんが顔を覗かせると・・・、なぜかガッカリな表情。
そんなことにはお構い無しに手際よくトラックから車を降ろして展示、
お約束の説明看板も持ち込んだ。

謎のトラック、中を見たら・・・ コニーちゃん、参上!

9時になり主催者の挨拶でイベント開始、開催場所が村の一番奥(山の上)なので見学者が
ここまで来るのか心配だったけど、早くも観客が姿を見せ始めた。
他のイベントと重なっていたらしく、参加台数は多くなかったものの多種の車が集まってきていた。
それでは会場の様子を御覧下さい。


我々のコニーは、赤いグッピーと背中合わせで展示。
説明看板効果か、立ち止まって見てくれる人が多いから嬉しいね。


見学者も集まりだした所で、おもむろに秘密兵器「動く看板」登場!
30年ほど前に制作されたコニーのPRフィルムやニュースをデータ化し、パソコンの画面で見てもらうという
正に動く看板なのである。珍しい映像とパソコンで見せるという試みに、多数の人が立ち止まってくれたのだ。



空いた時間に昭和村内を散策、道の駅との併設効果なのかけっこう賑わってました。
客層は小さい子供を連れた親子が多かったかな、園内が広いのでピクニック気分で過ごせる感じ。
移築された木造の校舎や建物、ちょっと懐かしめの食事ができる食堂、昔あったような飲食物を
売ってる店とかがあり、購買意欲を大いにそそられてしまいました。

さて終了時間が近付いたので散策を切り上げて会場へ戻ると、投票で選ばれた人気車の
表彰式が行われていた。でも、それより気になるものが。
朝の搬入時に積載車でミゼットと共に運ばれてきた、これ!

下段に積まれている小さいやつ

自作のペダルカーだそうで、全くの趣味で作ってるそうな。
子供に大人気、代わる代わる乗り込んで遊んでたもんね


デフォルメ具合が絶妙だし、しっかりしたフレーム(大人も乗ってた!)にFRPボディーも綺麗な仕上げで
思わずクラブ車(?)として1台購入しようかと思ってしまいました。
この様なイベントで見掛けた人から頼まれて今までに30台以上製作しているとか。
今回の出展車では一押しでした。

15時に主催者の閉会挨拶でイベントも終り、自走してきた車から次々に退場。
我々は車や人が少なくなるのを見計らいコニーちゃんのエンジンを始動、離れたところに置いた
トラックまで自走して移動させてみた。お出掛け先で走るのは、ずいぶん久しぶり。
積込みはトラックのローダーを降ろしウインチで引張り上げて、ワイヤーにて固定。


主催者の方に見送られ昭和村を後にし、レジャー帰りと思われる車の波に揉まれながら
集中工事で名古屋高速を走れなかった事もあり、4時間掛かって港区の部室へ帰還したのであった。
暗闇の中でトラックからコニーちゃんを降ろして部室内まで戻した後は、拭き拭きお掃除。


トラックを借用部署まで回送し、高速代と燃料代の処理と報告書作成を残して
イベント参加は無事終了したのでした。

我々のクラブでは毎年1回はこの様に旧車イベントへ参加する事にしています。
もちろん前回と同じ展示にならないよう、「出し物」は毎回変えているから
名古屋近辺で開催される旧車イベントでコニーちゃんを見掛ける度に近寄ってもらえれば
新しい発見(?古い資料なんだけど)があるかと思います。

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