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「装いも新たに」 |
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シャシーから取外したその他の部品も仕上げていこう。
大事な大事な、とっても大事な型式番号プレート、これも磨いておかなくっちゃ。
黒色の部分は傷付けないように、付着した塗料や汚れを慎重に除去。
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外さずに全塗装されてしまったみたい |
ピカールくんで綺麗になりました |
ゴムにまで色が飛んでいるペダルや、手荒く黄緑に塗られてしまった無残なサイドブレーキのレバー。
でもペダルゴム表面に“giant”の浮き文字が残っているのは、オリジナル感ありでとても良い。
錆を落としてプラサフ塗装、迷ったけど床と同化してしまう黒には塗りたくなかったので銀色に塗ってみた。
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ペダルゴムから塗料を取り除けるか? |
バラバラに分解、ブッシュは再使用 |
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金属っぽく(?)銀色で塗装 |
ペダルゴムはエアブラストで表面削り |
燃料フィルターも分解して綺麗にしておこう、でもフィルターは代替材料を用意できなかったので
取り敢えずは洗浄して再使用で良いや。
「キャブレターエア取出口金」って長ったらしい名前の部品。
シャシーのパイプフレーム内が吸入ダクトになっていて、そのパイプ部とキャブレターを繋ぐ部品です。
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エアブラストしてプラサフ塗装 |
シャシーと同色の黒に塗って完成 |
と、ここで「やっぱりこのままじゃなぁ・・・」の声。ん、何のことだい?
プラサフ塗装で仕上げられたエンジン&ミッションを前に腕組みをしているクラブ員、
どうやらプラサフ塗装のままが気に入らないらしい。
良いよ好きに塗ってくだされ、って言う前に さっさとマスキングテープを貼り出した。
そして出来上がりは、こんな鮮やかな装いに。
純正色がこれだ!と思って塗ったんだけど、真相は如何に?
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純正色(?)の若草色です |
ミッションも塗らなくちゃ |
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シリンダー部を覆うエンジンカバー |
こっちはファンカバー |
全体の色は何色にしても構わないけど、“giant”の浮き文字への色挿しだけは絶対に譲らないからね。
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結構、派手ハデです |
赤色で色挿しするのも“こだわり”か |
さて装いが新たになったのは良いとして、この派手なやつをどうやってシャシーへ乗っけるんだ?
降ろした逆を辿るなら下からの持上げとなるが、
ジャッキ機能のある治具を購入するか自作しなきゃならない。
一回限りでもったいないし、どのみちシャシーも持ち上げなくてはならないから他の方法を検討するか。
よし決めた。車体を2柱リフトで持ち上げておいてエンジン&ミッションを下に置き、
上から車体を被せる方法でいこう。
車体がリフトから落ちないようシャシーをリフトのアームに固定して、慎重に持ち上げてみた。
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キャビン下がまる見え |
デフ周辺の下回りも |
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車体を上から被せます |
これなら大丈夫、ゆっくりリフトを降ろして見事にドッキング。
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もうちょいダウン |
良い感じ、このまま取付け |
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収まりは完璧 |
やれやれ、なんとか元に戻せた。これで安心して次へ進めることができる。
エンジンやミッションなんて大物だから失くしてしまうなんて事は有り得ないんだけど、
どうにもバラしたままにしておくのは不安で、そのまま次に取り掛かりたくなかったからね。
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で、次回はリヤの足回りに手を付けたお話。