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「ふれあい遊ing」


愛知機械にはコニーの復元作業を行なっている港地区以外に、熱田や永徳地区(コニーの生まれ故郷)、
そして本社や大江地区だけでなく、三重県の津や松坂にも事業所が分散してる。
従業員にとっては自分が働いている事業所以外で何が行われているかは、知らない人も多い
各事業所の詳細についてはこちらから。
コニーの復元が進められている事は社内報で紹介されたものの、実際に車を見た人は僅かであろう。


でも、我々の活動を全社的に見て知ってもらえる機会がやってきた。
会社を挙げて行なう年に一度の運動会は全地区の従業員が一同に会する唯一の機会、
そこへコニーちゃんを持ち込んでお披露目しちゃおう、そしてついでに・・・。

「ふれあい遊ing」と題した運動会は、あの松任谷由美や矢沢永吉のコンサートも
開かれる名古屋市総合体育館(通称:レインボーホール)を借り切って行われるのさ。
3000人の従業員とその家族に見て貰える!早速計画立案。


 計画書を作成し、展示構想をスケッチ。


シャシーの展示台は、海外から船便で送られてきた部品梱包用の大きい木箱を使おう。
説明パネルや写真も用意しなくては。



綿密な搬入搬出計画で、準備OK。

関係各部署と調整した結果、ホールの正面入口での展示が決定。
ここなら全員が必ず通るし、一般の通行人の目にも触れるかも。


さて当日は、こんな感じになりました。
 ← 展示場所の全景
 
 ↓ コニースペースを拡大

木箱上のシャシー展示、ディスプレイは完璧(?)
ボディは当然、ボロボロのまま

本物のエンブレム(新品!)を使ったパネル
展示車両のプロフィールと、メカの解説



展示の結果は大成功。
各部署の廃材や余り物を譲って貰える話があったし、リフト等の設備がある
試作作業場の一角を間借りできる事になったのさ。
おまけに板金や塗装のプロフェッショナルが勤務時間外に手伝ってくれるって!
これは心強い申し出、先が見えてきたかもね。
これなら来年の「ふれあい遊ing」は自走して出場、なんて夢も膨らんできた。



いよいよボディの復元、開始!

No.19
「お手上げ」
No.21
フェンダーから