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復元作業へ本格的に取り掛かる前に行なった「あるイベント」とは・・・。 ボディーとシャシーの分離が成功した数日後、愛知機械の車両開発部門ではある祝賀行事が行なわれようとしていた。それは、当時フルモデル・チェンジした「日産ラルゴ」の発売祝賀会であった。 愛知機械は新型ラルゴの足廻りとエンジンを除く全ての開発を受け持ち、自社のラインにて無事に生産を立ち上げたばかりであり、業務終了後に関係者を集めて行われる事になっていたのである。 「この機会を逃す手は無いぞ!」発起人氏は、その祝賀会場にコニーを展示する事を思い付いた。 |
展示計画を練る。スローガンも掲げよう。 復元活動を皆に知ってもらうのが目的なのだが、本当の狙いは資金カンパなのだ。 「愛知機械マン」としての愛社精神に訴え掛ける(というよりは同情される?)作戦の為に、哀れな姿のままを見てもらいましょうと、泥や油汚れの清掃は禁止。 |
努力の甲斐が有り、約60人の方より善意のカンパが3万5千円も! 「ありがとうございました。大事に使わせて頂きます。」と壁新聞にてお礼。この資金は後日、有効に利用する事となったのでした。 |
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