これは珍車中の珍車、ピックアップ型のミニカー。　どうです、今でも通用するモダンなスタイリングでしょう。 当時の商店の配達はオートバイが主力でした。しかし、雨が降ると「車が欲しいなあ」そういうお店に向けて、乗用車感覚のキャビン付きオートバイと銘打って開発されました。　少しでも軽くするため、サスペンションにはゴムを使ったトーションスプリング（ナイトハルト式）、Ｆ１レーサーのようなミッドシップエンジン、なんと４輪が独立サスペンションという先進技術が採用されています。 しかし、当時の舗装が不十分な道路をこの小さなタイヤで走りまわるのは辛いものでした。 製造終了時には、このグッピーの一部を改造し、遊園地用の乗り物として横浜の「子供の国」に日産自動車（株）より「ダットサンベビー」の名称で寄贈されました。スーパーグッピーとはグッピーのデラックス仕様のことです。何がデラックスなのかはカタログでご確認を。

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