これぞまさしく初代コニー 360、通称は「カニ目」です。ボディースタイリングは当時のあこがれであった米国車のミニチュア版、ヒサシの付いたヘッドライト、ピンととがったテールフィンを思わせるテールランプなどが特徴です。当時はまだ専門のインダストリアルデザイナーの役割が確立していなかった時代で、ボディ設計者たちが自らいろいろ工夫しながらスタイリングを決定していきました。多少アンバランスながら、この時代ならではのおもしろいデザインです。
シートの下にエンジンを搭載したミッドシップ、アンダーフロアーエンジンレイアウトという愛知機械工業(株)の車作りの伝統は、この車から始まったといえます。

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